RPAの話をしていると、時折聞かれることがあります。

「RPAって、どのくらいの規模の会社をターゲットにしているサービスなの?」と。

 

結論から言えば、会社の規模で一律に測るのは難しいです。

結局は、RPA導入費用・運用費用に対しての『コストパフォーマンス』で決まるからです。

つまり、

①RPAの導入費用・運用費用としていくら掛かるか?

②RPAで自動化すると業務効率化に繋がる仕事の量がどの程度あるのか?

のバランスということになります。

 

例えば、日本三大RPAツールと言われるような高額なRPAツールを利用し、RPAエンジニアに外注してロボットを作成して貰うような場合、大企業、もしくは中堅企業と呼ばれるような規模の会社でなければ、ペイしないでしょう。

その一方で、リーゾナブルなRPAツールを使い、社内内製化を図り、沢山のロボットを自分達で作れるようになれば、十数人の会社でも元は取れるでしょう。

 

もちろん、「元が取れる」というのは、考え方にもよります。

■打ち込み作業のために、雇っているアルバイトの人が必要なくなり、その分が浮いた。
(例)時給1,200円 × 8時間 ×5日 ×4週間 =  192,000円相当

また、

■今まで5人で行っていた事務作業が1人で行えるようになり、4人を配置転換することが出来、新規で4人雇ったのと変わらなくなった。
(例)月給250,000円 × 4名 = 1,000,000円相当

あとは、具体的な数字以外の効果も期待できますね。

■月末月初には、どうしても残業をお願いしていたが、RPA導入後にはその必要がなくなり、従業員の労働環境改善に繋がった。

他にも、

■請求書作成の事務処理があるが、どんなに「社外に出るものですから、気を付けて作成してください!」と指導しても、宛名間違いや金額間違いが、時々発生していた。しかしRPA導入後には、ミスがゼロになった。

経営者目線で、もう1つ。

■ある事務処理は属人化しており、A子さんしか分からない内容となっていた。そのため、不在の時には不便が生じていたが、RPA導入後、その心配が無くなった。

 

以上、いくつかRPAツール導入から得られる利便性を挙げてみました。

RPAは、パソコン上で行われている事務処理の大半を自動化できますので、御社独自の他の問題も解決できるかもしれませんね!