RPA市場は、まだまだ黎明期といえる状態ですが、その中でも頭1つ飛びぬけているRPAソフトは確かにあります。

いわゆる「3大RPA」と呼ばれるものです。

RPA業界における「世界3大RPAソフト」

1.Automation Anywhere
2.blueprism
3.Uipath

の以上3つで、全て海外製です。  

 

では、1つずつ見ていきましょう。

■Automation Anywhere

automation anywhere  

 

2003年に米国で設立されたAutomation Anywhere社が開発・販売しているRPAソフトです。

米国市場においては、No.1のシェアを誇り、特にセキュリティ性と管理機能(中央一元管理)を売りにしています。

価格は、年間利用料として約100万円~ となっているようです。

特に製造業に強く、導入実績があるようですね。

また、日本法人もあり、今後日本市場に力を入れてくるのでしょう。  

 

■blueprism

blue prism

2001年に英国で設立され、RPAの元祖と呼ぶ人もいます。

金融関係への導入実績が多く、市場では大規模向けのRPAソフトウェアという認識をされています。

最先端のクラウドや人工知能機能の研究が進んでおり、他RPA事業者に比べて拡張性の高さも売りの1つ。

価格も大企業向けで、年間利用料300万円~ となっていたようですが、最近では中規模向けの価格体系も出ているとか。  

 

■Uipath

uipath

外国製のRPAソフトの中では、一番日本で使われている割合が高いのが、このUipath。

2005年にルーマニアのブカレストでスタートし、現在はニューヨークに本社を置く企業。

2017年から日本法人も設立し、日本語の動画やサイトが充実していることや、一定の条件で無料試用ができたりと、 そのハードルの低さから最初のRPAソフトとして利用している人は多い。

PC1台だけの利用から、複数台を一括管理できる仕組みもあり、様々な機関・団体で利用されている。

他有名どころのRPAソフトの中では安い価格帯に属する。    

 

以上3社は、どれも年間ライセンスでの課金体系となっており、Uipathが少し安いようです。

もちろん、安ければよいというものでもありませんし、それぞれ微妙に得意分野が異なっていますので、 どういった作業を自動化したいのか?どの程度の規模を将来的に考えているのか?をハッキリさせてから購入した方がよいでしょう。  

ちなみに、日本では「WinActor」と「BizRobo!」、そして「UiPath」を入れて、日本三大RPAと呼ばれています。

グループウェアの「サイボウズ」のように、海外勢をものともせず、市場シェアを獲れるかどうか?

是非、日本人独特の痒い所に手が届くものを提供し、頑張って頂きたいと思います。