年商10億円未満の中小企業におけるデジタル・トランスフォーメーションの進め方

年商10億円未満の中小企業におけるデジタル・トランスフォーメーションの進め方

デジタル・トランスフォーメーション(DT)は、ITを駆使してビジネスプロセスを再構築し、企業全体を効率化・生産性向上させることを目指す動きです。 もっと簡単に言えば、「会社をもっと儲かる体質に変化させる」ということです。 しかし、それが大企業のように巨額の投資が可能な状況ではなく、年商10億円未満の中小企業における場合、より戦略的かつ効率的なアプローチが必要になります。 以下にその進め方についていくつかのステップを提案します。   1. ビジョンの設定と目標の明確化:...
楽天・Yahoo!ショッピングなどにおける事務処理自動化

楽天・Yahoo!ショッピングなどにおける事務処理自動化

ここ数か月、ご依頼が増えていると感じている自動化があります。 それは、「楽天」や「Yahoo!ショッピング」といったECモールへの出展をされている企業様からのお問い合わせです。 その何を自動化ご希望なのか?というと、事務処理です。 私も詳しくなかったのですが、我々一般人が思っている程、「売って終わり!」ではなかったのです。 楽天もYahoo!も管理画面において、それなりの機能を用意していますが、ボタン1つですべてOKという訳ではありません。...
RPAは「24時間」働けるのか?

RPAは「24時間」働けるのか?

「24時間戦えますか?」という言葉。 そう、バブルの頃、某CMで流行した言葉ですね。 まだまだ労働環境が重視されない時代である一方で、労働に見合った賃金の支払いがあったためか、文句を言う人もほとんどいなかったように記憶しています。 不満があれば、そこを辞めて他に行けばいい。 人を必要としているところは、山ほどある。 そんな古き良き時代でした。 あれから、30年。 先進国の中でも、経済的に発展していないのは、日本だけとなりました(苦笑) 何が原因なのでしょうか? 一番の原因は、「労働人口の減少・少子高齢化」でしょう。...
RPAロボット作成の『あるある話』

RPAロボット作成の『あるある話』

RPAツールを使った業務の自動化は、純粋なプログラミングで作成するアプリ作成などと異なり、基本的にスタートとゴールがハッキリしています。 例えば、一般的なプログラミングにおいて、新規のアプリケーションを作成するということになると、上流工程と言われる部分がとても重要になってきます。 いわゆる「要件定義」とか「設計」の部分です。 お客様の希望するアプリケーションを作成するためには、対象業務にとても詳しくならないとダメでしょう。 実際、「お客様の希望するもの」と「出来上がったもの」が大きく異なり、揉めたという話は良く聞きます。...
Power Automate Desktop(RPA)の内製化が上手くいかない原因とは?

Power Automate Desktop(RPA)の内製化が上手くいかない原因とは?

RPAエンジニアとして、RPA内製化を希望する、つまり社員の人にRPAツールの操作を覚えて貰い、自分たちで運営・保守していきたい!という企業を数多く見てきました。 結果として、当初思っていたより多くの会社が上手くいっていない印象があります。 外注するよりも、費用的に安くなり、トラブル時も即対応できるというメリットがありますので、できれば内製化したいという気持ちはとてもよく分かります。 では、何故上手くいっていないのでしょうか? 今回、私なりに感じたことを書いてみたいと思います。  ...
東京海上で、Power Automate Desktopを使って全社内製化を推進

東京海上で、Power Automate Desktopを使って全社内製化を推進

東京海上日動火災保険はデジタル化推進に「市民開発」と呼ばれる考え方を取り入れる。2022年1月から、プログラミング不要でソフトを開発できるノーコードの手法で現場の担当者が必要な業務用アプリを開発できるようにする。事務作業などちょっとした業務の効率化のほか、社員のデジタル化意識の向上につなげる狙いだ。 22年1月から1万7000人の社員全員が米マイクロソフトの業務自動化ソフト「Power Autom…...