RPA導入の抱える矛盾

RPA導入の抱える矛盾

そもそも論ですが、RPAは何のために導入するのでしょうか? 答えは、単調なPC上の作業を機械に代行してもらい、担当者の負担を軽減し、業務の効率化を図るために!です。 ということは、忙しい会社ほどRPA導入に前向きのはずです。 しかし、現実は異なるケースが少なくありません。 なぜでしょうか? 人間、忙しすぎると頭を使わなくなる 私も過去に経験があります。 10年ほど前の雇われていた頃の話になりますが、朝9時の始業から、夜の9時頃までずっとお客様対応でデスクに張り付いていました。...
Power Automate Desktopを数か月使ってみて・・・

Power Automate Desktopを数か月使ってみて・・・

2020年10月頃には、Power Automate Desktopはリリースされていましたが、当時は有償版のみ。 その頃、私はPower Automate Desktopの前身である「WinAutomation」を利用していました。 マイクロソフトは「WinAutomation」を買収した訳ですが、しばらくは両方とも提供されていたのです。 なので、使い慣れた方であり、機能的にも優れていた「WinAutomation」を引き続き使っていました。 しかし、2021年3月に無料RPAツールとして、「Power Automate...
Power Automate Desktopのバグ(2021年11月時点)

Power Automate Desktopのバグ(2021年11月時点)

2021年10月下旬に、恒例の「Power Automate Desktop」のバージョンアップが行われました。 変数の中身を隠せるようになったり、アクション名が一時英語表記だったものが、日本語に直っています。 そんな中、プログラム上のエラーと思える箇所も出てきています。 そのうち2つほどをご紹介。 1.最新版にコンソール画面からアップデートできない 通常、PADには、 という部分から、更新プログラムの確認が出来、最新版でなければアップデートできるのですが、なぜか最新版でないにも関わらず、「最新版です」との表示が出るのです。...
東京海上で、Power Automate Desktopを使って全社内製化を推進

東京海上で、Power Automate Desktopを使って全社内製化を推進

東京海上日動火災保険はデジタル化推進に「市民開発」と呼ばれる考え方を取り入れる。2022年1月から、プログラミング不要でソフトを開発できるノーコードの手法で現場の担当者が必要な業務用アプリを開発できるようにする。事務作業などちょっとした業務の効率化のほか、社員のデジタル化意識の向上につなげる狙いだ。 22年1月から1万7000人の社員全員が米マイクロソフトの業務自動化ソフト「Power Autom…...
RPAツール(Power Automate Desktopを含む)の勉強をしていく過程で、誰もが必ず通る道とは?

RPAツール(Power Automate Desktopを含む)の勉強をしていく過程で、誰もが必ず通る道とは?

RPAツールを1年も勉強していると、必ずあることを感じる瞬間というのはあるのです。 その「あること」とは? それを今回語ってみたいと思います。 ①半年ほど前の自分が作ったロボットを見ると、手直ししたくなる これは、RPAエンジニアあるあるなのです! 色々気を使いながら、苦労して作成したロボット。 もちろん、ちゃんと動きます。 しかし、本番稼働してから半年ほど経って、改めて自分の作ったロボットをみると、色々と粗が見えてくるのです(苦笑)...
RPAって、自分たちで保守・運用できるものなの?

RPAって、自分たちで保守・運用できるものなの?

システムを導入すると、必ず考えなくてはいけないのが、そう「保守」です。 新幹線だろうが、高層ビルだろうが、プログラミングだろうが、保守は大事なのです。 保守を怠ることで引き起こされるのは、事故だったり、資産価値の激減だったりと、その手の話には枚挙に暇がありません。   特にシステム関係の話でいえば、一度導入して無くてはならないものになると、それが止まるというのは、業務にとても大きな影響を与えます。 社内に「情報システム部」を設けている企業も増えてきました。...