Power Automate Desktopで作ったロボットが止まるのは、何故?

Power Automate Desktopで作ったロボットが止まるのは、何故?

まず、 『RPAは止まるツールである』 という大前提があります。(なので、運用の中で少しずつ修正を加えながら、安定性を上げていくのです。) 理由は色々ありますが、一番分かりやすいのは、RPAツール作成側の視点から見てみることでしょうか。 RPAツールが他の自動化を謳うツールに比べて優位性があるのは、「対象のアプリケーションを(ほとんど)問わない」というものです。 多くのアプリケーションには、「自動化」の機能が大なり小なり付いています。 しかし、それはそのアプリケーション内においての話。...
RPAで業務を自動化しようとする際に起こること

RPAで業務を自動化しようとする際に起こること

「今、手作業でやっていることを、単純にRPAで自動化できればそれでいい」   確かに、そうなのですが、実際には当初考えていたほどすんなりといかなかったり、折角自動化するのだからもっと効率的にしてはいかがですか?と提案することも少なくないのです。 ここでは、その両方の面からお話してみましょう。 ■RPAによる自動化がすんなりいかないケース これは、RPAエンジニア側にとっての問題となります。 当初、自動化の依頼されていたアプリケーションを見た時、「あぁ、これなら●●日くらいあれば、問題ないだろうな」と考えたとします。...
RPAって、自分たちで保守・運用できるものなの?

RPAって、自分たちで保守・運用できるものなの?

システムを導入すると、必ず考えなくてはいけないのが、そう「保守」です。 新幹線だろうが、高層ビルだろうが、プログラミングだろうが、保守は大事なのです。 保守を怠ることで引き起こされるのは、事故だったり、資産価値の激減だったりと、その手の話には枚挙に暇がありません。   特にシステム関係の話でいえば、一度導入して無くてはならないものになると、それが止まるというのは、業務にとても大きな影響を与えます。 社内に「情報システム部」を設けている企業も増えてきました。...
Power Automate Desktop for Windows10のリリースから半年経過

Power Automate Desktop for Windows10のリリースから半年経過

Power Automate Desktop for Windows10がリリースされてから、約半年経過しましたね。 その間、大体1か月に1度、バージョンアップが行われています。 ご存じの通り、Power Automate Desktopは、「WinAutomation」という名前のRPAツールをマイクロソフトが買収して、それをベースにして出来上がっています。 WinAutomationユーザーとしては、Power Automate...
「Power Automate Desktop」に、Excelマクロは必要なのか?

「Power Automate Desktop」に、Excelマクロは必要なのか?

マイクロソフト製のRPAツールである「Power Automate Desktop」ですが、数多くあるRPAツールの中においても、かなりシンプルな部類に入ると思います。 シンプルと感じる大きな理由として、 「アクション(いわゆるパーツのこと)の数が少ないこと」 が挙げられると思います。 私は、もともとNTTのRPAツールである「WinActor」を使ったRPAエンジニアとして働いていたので、どうしても比較してしまうのです。 WinActorをご存じない方もいらっしゃると思うので、簡単に説明いたします。...
RPAでロボットは、どのくらいの時間で作れるのですか?

RPAでロボットは、どのくらいの時間で作れるのですか?

「ロボットって、何時間くらいで作れるのですか?」 そう聞かれたことがあります。 その時の答えは?   ロボット製作にかかる時間 上記質問の答えから言えば、「モノによります」です。 まあ、当たり前といえば当たり前なのですが、込み入ったロボットを作れば、それ相応の時間が掛かりますし、工数の少ないロボットであれば、短時間で作成可能です。 期待外れの回答で申し訳ないと思いながらも、そうとしか言えませんでした。 ただ、通常のプログラミングよりは短時間に出来る傾向があるのは、確かです。...