パソコンとは切っても切れない縁である「Log」。
「Log」の日本語訳は、「丸太、測程器、航海日誌、旅行日記、(エンジン・ボイラーなどの)工程日誌、(実験・業務などの)記録」 by weblio
このうちどの意味か?と言われれば、もちろん「記録」です。
一般的なアプリケーションにおいて、「いつ、だれが、どのような処理をしたのか?」といったことが記録として残されるのは珍しくありません。
ただ、システムエンジニアのような人には馴染みがありますが、一般的なユーザーにとってはあまり触れる機会が無いのも事実です。
さて、話をPADに。
■ある日突然、パソコンが容量不足に!
弊社では「外注」サービスを提供しており、フローの作成と保守を請け負ってもいます。
その中で、2回ほど今回のお題でもある「ハードディスクの容量が一杯になった」事象がありました。
理由は、ズバリ「PADのログでパソコンの容量を一杯にした」のです。
パソコンのCドライブの容量が多かったり、1度の利用においてとても多くループする(実質無限ループ)とか、画像の保存を行うといった作業をしていると、ログファイルが大きくなるようです。
時折動かす程度である私のパソコンにあるPADのログを見た場合、1フォルダにつき数MBでした。
しかし、上記の通り、容量オーバーした保守先のパソコンでは、1フォルダ1GBを超えていました。
ちなみに、そのログフォルダの保存先ですが、(CドライブにPADをインストールしている場合)
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Microsoft\Power Automate Desktop\Console\Scripts
です。
隠しフォルダになっている場合もありますので、その際には、下記の手順を踏んでください。
<隠しファイルの表示方法>
⇒エクスプローラ(タスクバーにあるフォルダマーク)をクリック
⇒画面上部にある「表示」
⇒その中のさらに「表示」
⇒「隠しファイル」をクリック
■結論
で、一番大事な「そのログファイルは消してもいいの?」ということですが、どうなのでしょうか?
答えを言えば、「はい、まとめて消去して構いません。」
あくまでも「ログ(記録)」であり、PADのフローなどはマイクロソフトのサーバー側(OneDriveとかDataVerse)に保存されていますので、ご安心を。
でも、そのログを何らかの事故が起こった際に使う人がいる可能性はゼロではありませんので、もし社内にパソコンを管理している人がいたら、念のため、「このファイル、削除してもいいですか?」と聞いてからの方が良いかもしれません。
もちろん、パソコンの容量に余裕があり、特に気にならないのであれば、そのまま使い続けても全然問題ありません。
逆に、「あれっ、特に何かをインストールした覚えもないのに、なんでこんなにパソコンの容量少ないの?」と思う日が来たら、このフォルダの存在を思い出して頂ければ幸いです。はい。