ITエンジニアは、常に勉強をし続けなければいけない。
これはよく聞く言葉です。
通常の仕事であれば、土日はプライベートに全振り出来たりすることが多いのですが、ITエンジニアはなり立ての頃や、今までとは違う言語が必要になった時などは就業時間以外で自主的に勉強することが求められています。
流行り廃りのとてもはやい業界ですからね。
そんな私も、新しいITツールの勉強にある程度時間を割いています。
ITツールにおける学習教材を選ぶにあたり
その際にどんな教材を選んでいるのか?というと、もっぱら最初のステップは「動画」を選んでいます。
最初は・・・というのは、大体1つの教材では量が足りないので、その後補足の為に他教材も購入していますが、2つ目以降に関しては書籍であることが増えてきます。
動画を最初に選ぶ一番大きな理由としては、やはり「情報量の違いから、動画の方が理解しやすい」からです。
その他の理由も挙げてみますと、
・視覚的な理解がしやすい
動画は動きや実演を含むため、操作手順や実技を視覚的に把握できる。
書籍では静止した画像や文章による説明が中心で、動作の流れを想像する必要がある。場合によっては、工程の情報自体が一部抜けていて、学習者の勉強意欲を大きく削ぐこともある。
・速度を調整できる
動画は再生速度を変更したり、必要な部分だけを繰り返し視聴することが可能。
書籍では自分で読み返す必要があり、速度の調整やリピートが動画ほど簡単ではない。
・集中しやすい
動画は動きや音声があるため、視聴者の集中力を維持しやすい。
書籍は読解力が必要で、特に長時間の集中が必要な場合、疲れやすいことがある。
・テンポよく学べる
動画はストーリーやテンポが決まっているため、学習のペースが一定で、効率よく学習できる。
書籍は自分のペースで読み進められるが、学習が遅くなりがちで、テンポが一定しない場合がある。
・作り手側の事情
配信動画に関しては、動画時間に制限は無く、盛り込みたい内容すべてを入れることも可能。情報の更新に関しても、動画を差し替えることで可能。
書籍は紙面(ページ数)の都合があり、載せる内容をとても吟味する必要がある。一度印刷してしまうと情報を更新できない物理的な制限もある。
「書籍の方が良い!」という昔ながらの学習方法を推すエンジニアの人もいますが、ある程度基礎がある人向けの話だと思います。
最初の段階で内容の5割程度分かる状態なら、書籍の方が早く読み進められるでしょう。
しかし、知識ゼロに近い状態からのスタートであれば、双方の学習挫折率を比べた場合、明らかな違いが出ていると思いますね。