みなさん、こんにちは!
今回、このブログに辿り着いた方は、マイクロソフトのRPAツールである「Power Automate Desktop(for Windows10)」にある程度興味を持たれていると思います。
数多くあるRPAツールの中から、「Power Automate Desktop」を選ばれているというのは、とてもセンスが良いと思います。
お世辞ではなく。
もし、今からRPAを社内導入、もしくは単純にスキルとして身に付けたい!と考えているのであれば、「Power Automate Desktop」以外を選ぶ理由が無いのでは!?と個人的には感じているほどです。
RPAツール単体では、まだ「UiPath」の方が先を行っていると思いますが、多くのクラウドサービスを持っていることを考えると、将来性という意味では、マイクロソフトに軍配が上がると考えます。
それに、Windows10の次回の大型アップデートにて、Power Automate Desktopは標準機能となり、皆さんのパソコンの「アクセサリ」の中に勝手に入ってくるそうですよ。
となると、職場でもわざわざRPAツール購入や利用の申請を行う必要もなく、Excelのマクロのように使えるようになるということです。(もちろん、無償版なので、スケジュールやフロー共有などの一部機能は制限されます)
ですので、ゼロの状態からRPAを勉強するのであれば、「Power Automate Desktop」を選んでおくのが最善でしょう。
さて今回、PADに将来性を感じている方に向けて、学習のアドバイスができれば!という主旨で書かせて頂きます。
まず、100%純粋なノンプログラマー(プログラム未経験者)の方に習得のアドバイスを求められたら、どう答えるか?
Power Automate Desktop習得の最短距離は?
みなさんの置かれている環境によって少し回答が異なります。
もし、運良くPADの操作方法を熟知している方が回りにいらっしゃれば、その人から教えて貰うのが一番でしょう。
食事などをご馳走する代わりに、何度かレッスンして貰う。
そんな関係が築ければ最高ですね!
では、そんな環境に無い場合は?
PADは、まだ登場から間もないこともあり、インターネットや書籍に充分な情報が記載されていません。
私の場合は、PADの前身となる「WinAutomation」というRPAツールを数年使っていたので、すんなりと使いこなすことが出来ていますが。
まあ、「WinAutomation」自体が、英語版しかなかったこともあり、日本ではかなりマイナーなRPAツールであり、これまた操作方法について十分な情報が出回っていなかったので、今でも日本人利用者は少ないはずです。
話が逸れましたが、知識ゼロでPADをマスターしたいのであれば、最初は「VBA(Excelのマクロ)」を勉強するのが良いと思います。
エキスパートのレベルまで勉強する必要はありませんが、すべてのプログラミングに共通する部分を習得することは無駄になりません。
特にVBAの場合、歴史があるので、市場に充分な教材が出回っています。
書籍でも動画でも構いませんので、初級コースを学び、プログラミングの基礎を身に付けてはいかがでしょうか。
また、PADの場合、Excelを操作するパーツがあまり多くないため、(中級レベル以上の話ですが)マクロを使わざるを得ない状況になるケースもあります。
なので、VBAの勉強は無駄にならないはずです。
最低でも、「条件分岐」や「ループ」、「変数や型」は覚えて、簡単なフローチャートは描ける!というレベルまでは、勉強してみてください。
もっと最速でPower Automate Desktopを習得する方法は?
「いやいやいや、そんな面倒なこと、やっていられない!もっと早くPADをマスターしたいんだ!」という方。
手前味噌になりますが、弊社のオンラインレッスンをご利用ください。
知識ゼロの方でも理解できるように作成しておりますので、お力になれるはずです。
ただ、動画の本数は、初級・中級あわせて20本ちょっとで、長い動画でも1時間ちょっとです。
しかし、動画を見ながら一緒にロボットを作成していき、自分なりに咀嚼し、少し時間を空けて今度は一人で同じロボットを作成してみるといったことをするとして、早くても終わらせるのに数日かかるはずです。
「宿題」も用意していますので、トータルで半月~1カ月程度の時間は見ておいた方が良いと思います。(朝から晩までずっとRPAをやっていられる環境であれば別ですが・・・)