いやー、改めてGhatGPT凄い話題になっていますねー!

RPAって言ってもわからない人は未だに多い(苦笑)ですが、ChatGPTって言うと、ほとんどの人が少なくとも「単語は聞いたことある!」という状態です。

これほど多くの人の耳目を集めたITツールがあったでしょうか!?

旧Facebookが、Metaに舵を切ることを発表してから株価は下がる一方でセカンドライフの二の舞だと笑う人も少なくない状態ですが、ChatGPTの開発元であるOpenAIへの評価はうなぎ上り。

その違いは何か?と言えば、「分かりやすさ」だと思うのです。

自然言語を入力すると、驚くべき精度で回答が返ってくる。

とても分かりやすい!

一流のアスリートのパフォーマンスを生で見ると、素人や子供でもその凄さが理解できるのと同じです。

なので、「ChatGPTは、ただの玩具だよ。」という人は、ほとんどいない訳です。

よほど想像力が貧相でなければ、その可能性をある程度は想像できると思います。

 

余談ですが、私は最終的に「メタバース」は流行るというか、一般化すると思っています。

今はまだハードウェアが追い付いておらず、使い勝手が悪いため、メタバースの可能性を具現化できないだけです。

Metaがメタバースへの開発規模を一気に縮小させるといったニュースが出ましたが、やはり時期尚早と判断したのでしょう。

しかし、現状多くの人がスマートフォンに向かっている時間は、一日の中で数時間と言われます。

その時間がそのままメタバースの方へ移ることを考えると、メタバースが一般の人にとっても当たり前になるのは、自然の流れだと思うのです。

ただそれは数年のうちには来ないと誰もが思っているので、メタバース関連の株式市場による評価は低いままなのです。

50年後くらいには、現実世界では生命維持に必要な栄養摂取や筋トレ、場合によっては生活のための労働目的で時間を費やし、残りはすべてメタバースの世界で過ごすというのが一般化されているのかもしれませんよ。

ChatGPTの近未来の姿とは

現時点でのChatGPTって、英語でやり取りするのが、一番精度が高いのだそうです。

理由としては、世の中で英語が一番普及しているから、その分、英語で書かれた膨大な量の情報があるからです。

なので、マイナーな言語であればあるほど、自然と精度が低くなるのですね。

そのため、分野によっては、日本語を一旦英語に翻訳して、それをChatGPTに貼り付けるというような手間を掛けた方が良い場合もあります。

もちろん、「博多でおいしい焼き鳥屋教えて」みたいなローカルな話題になると、流石に英語で情報を探しても中々新鮮な情報は見つからないでしょう。

その場合は、日本語で質問した方が、日本語のサイトから情報をかき集めてくることになり、満足の行く結果を得られるでしょうね。

このあたりの部分についても、近い将来、ChatGPT側で言葉を壁を越えて情報整理をしてくれるようになると思います。

なぜなら、「単なる組み合わせで解決できる問題だから」です。

ハードウェアの進化よって、より少ない電力と設備で、もっと多くの計算を短時間にできるようになっていきます。

コンピュータの進化は天井知らずですから、現在はいろいろな事情でやっていないことでも、そこに需要があると判断されれれば、誰かがサービスとして提供してくれるようになります。

そう考えると、例えば、

・「文字入力」の代わりに「音声入力」対応

これなんか、すぐ実現されそうですよね。

音声認識の精度は、もうビジネスで使えるレベルになってきていますから、これをChatGPTに繋ぐだけです。

そうなると、今多くの商用ホームページにくっついている「チャットボット」。

これも玩具のような対して使い物にならないレベルから、「人間に直接質問したい!」と考えるクレーマーの対応以外はこれで十分というような位置づけになるでしょう。(自社情報の精査と追加は必要でしょうが。)

 

・様々なシチュエーションの話相手

「話し相手」が欲しいと考える人達に向けて、幅広く対応できると思います。

これから先進国の多くは老人社会になっていくところは多く、認知症を防ぐための話し相手をこなすという役割は強い需要があると思います。

また、場合によっては寂しい人相手にしたキャバクラ・ホスト的な役をこなしたりもできますよね。(実際、コロナでオンラインに転向し稼いでいるキャバ嬢もいますから。)

流石に弁護士などのような「発言に責任を問われる分野」は、しばらく難しいと思いますが、ただ人間のように話すことが出来るだけでも、その需要は大きいでしょう。

 

・営業電話の上司(教師)役

営業電話にしても、なかなか臨機応変な受け答えをするのは、難しいものです。

そこにChatGPTと音声認識をかませることで、ほぼリアルタイムで理想的な切り返しトークを画面に表示させ、営業マンはそれをあたかも自分が思いついたかのように喋ればいいというような世界もありそうです。(すでに、それに近いサービスはある。ただ、ChatGPT並みのキレのあるトークを瞬時に生み出せるものではない。)

それもまた、数をこなせばこなすほど、成功と失敗の事例が集まり、受注精度が上がっていくでしょうから、半端な営業スキルしか無い営業マンも仕事を失っていきそうですね。

電話の段階でクロージングまで出来れば、敢えて高い給与やインセンティブを払ってまで専門の営業マンを雇う必要が無くなり、申込書にハンコを貰ってくるだけの販売員で用が足りるようになりますから。

場合によっては、すべての電話担当を機械に置き換え、人間の声と抑揚で機械に喋らせてもいいかもしれませんね。(これもすでに、2ch創業者のひろゆきの声で喋らせる音声メーカーアプリなどがある)

 

続いて、「画像認識」も、ChatGPT4は得意なんだそうです。(これを書いている時点では、未提供)

・RPAツールによるロボット(フロー)作成がとても簡単になる

本当に画像から人間に近いレベルで特定のものを識別できるようになると、事務処理のほとんどを自動化することも夢ではありません。

現時点のRPAツールにも、「画像認識」はついていますが、これは画面上のある部分を「切り抜いて」、次回以降にそれを同じ画像が画面上にあるかどうか?を見極めるというものです。

なので、「写真画像にあるビールは、どこのメーカーのものか?」といったことは識別できません。

ChatGPTの画像認識では、これが出来るそうです。

仮に、Ver.「4」では出来ないとしても、「5」や「6」、場合によっては「10」とかになるかもしれませんが、恐らく可能になるでしょう。

そこに自然言語の音声認識が加わると、キーボードやマウスにほとんど触れることなく、RPAロボ(フロー)が出来上がることになります。

そう考えると、RPAで飯を食っていく!というのは、案外短命に終わる可能性は低くないと予想できなくもないと思うのです。

うーん、このように色々考えだすと、ハードウェアの進歩次第で現在あるホワイトカラーの仕事のほとんどがAIに代替される可能性があると言えますね。

あとは、AIにやらせた方が人間にやらせるよりも、正確で「安い」かどうか?です。

その損益分岐点を過ぎると、オセロで盤面が一気にひっくり返るような感じで、人間から機械に切り替わっていくのでしょう。

恐ろしい時代です(苦笑)