Googleなどで検索してみると、タイトルにあるような「まとめサイト」が沢山あります。
あれは参考にしても良いものなのでしょうか?
答えから言いますと、大半が嘘です。
いや、嘘というとちょっと言い過ぎでしょうか。
厳密に言えば、本当の中に一部嘘を紛れ込ませています。
上手いやり方ですよね!
具体的な方法として、たとえばあなたがある「化粧品」を売りたいと考えているとします。
流石に無名な状態では、どんなに「これは良い素材を使っていて・・・」と謳っても、なかなか信用して貰えません。
であれば、既に世の中から信頼を獲得しているものに並べて宣伝すれば良いのです。
まず、知名度があり、商品の効用自体も認められているものを4つ用意します。
それをランキング方式に並べます。
そのランキング5の中に、あなたの商品を差し込むのです!
そうすれば、そこまで化粧品に詳しくない人が見た時に、「あれっ、今はこんな化粧品もあるんだ!ちょうど私が求めている効用が謳われているし。初回購入は安いみたいだし、一度買ってみようかな。」となる訳です。
話をタイトルに戻します。
RPAツールの場合はどうなのか?
ほぼ同じです。(苦笑)
実績の無いRPAツールをあたかも人気であるかのように謳い、お申込みを誘うのです。
実際に良いツールであれば、まだ救いようがありますが、誇大広告といっても過言ではないことも少なくないのです。
そもそも、RPAツールの販売会社が自分たちでそのようなサイトを作っていることは少ないと思います。
それよりも、そのようなランキングサイトや口コミサイトを作って、「うちのサイトに御社のサービスを載せませんか?1か月10万円です。」といった売り方をしている広告代理店があるのです。
実際に、弊社にも時折そのようなメールが届きますね。
そういえば、同じようなケースで、「日本子育て支援協会」が主催する大賞をめぐり、明石市長が営業されたということがニュースになりましたね。
(参考URL)
https://www.j-cast.com/2022/08/17443909.html?p=all
こちらの件は、話に行き違いがあった!?ような結末でしたが、同じような話は良くあると思われます。
私も昔、有名な雑誌を名乗る人から、「今回、〇〇という特集をするのですが、御社のご紹介をさせて頂けませんか?」という電話を受けたことがあります。
内容を良く聞いていくと、それは営業電話で、掲載にお金が掛かるのはもちろん、ページ内の記事枠の大きさによって料金が細かく設定されていました。
深夜のテレビ番組なども、同じです。
私も社会に出る前は、「雑誌やテレビに取り上げられるなんて、このお店凄いんだ!」と思っていましたが、実はお金を払って載せて貰っているというのは珍しくない世界だと知りました。
ステルスマーケティングの善悪はさておき、何を決めるにしても、金額が高い購買に関わる情報収集には時間と手間をかける必要がありますね。