以下の文章は、「交通費精算のチェック」をRPAで自動化するにあたり、よくあるやり取りを会話形式にしてみました。
※「C」=クライアント、「R」=弊社 です。
R:御社では勤怠の管理などは、どうされているのですか?
C:勤務時間については、各スタッフがオンラインの勤怠管理システムを使って、自己申告して貰っています。
R:そうですか。その申告時間についてのチェックはされていないのですか?
C:もちろん、行っていますよ。弊社のスタッフは、各自入退室用のカードを持っていますので、そのデータと照らし合わせています。
R:その照らし合わせの作業は、誰がどのようにされているのですか?
C:担当部署の人が、オンラインの「勤怠管理システムの集計シート」と「入退室データ」を照らし合わせ、目視にて確認しています。
R:なるほど。それを毎日されているのですか?
C:いえ、毎日ではないです。一週間ごとにまとめてという感じですね。スタッフの人数も50人ちょっとなので、そのくらいのペースでさばけています。
R:ちなみに、もし「申請データ」と「入退室のデータ」が一致しない場合には、どうされているのですか?
C:ご本人にメールにて確認をお願いし、申告ミスであれば修正して貰っています。
R:結構手間のかかる作業ですね?
C:まあ、仕方がないですね。
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■■■RPA導入に当たって■■■
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R:RPAで自動化したらどうですか?
C:えっ、できるのですか?
R:その2つの画面を見ていないので、100%できるとは言えませんが、恐らくは、可能だと思います。
C:でも、交通費と異なり、数字がピッタリという訳にはいきませんよ。残業代などは、5分刻みでの支払いになっているので、その点も調整できるのですか?
R:つまり、「18時13分」退社の場合、「18時10分」退社として計算するということですよね?
C:はい、その通りです。
R:その程度であれば、充分に対応可能です。
C:へぇー、凄いですね! でも、スタッフの人に申告ミスを伝えることまでは出来ませんよね?
R:いえ、メールで宜しければ可能ですよ。もちろん、事前にスタッフの方のメールアドレス一覧をエクセルなどで作っておく必要はありますが。
C:それは助かります。毎週事務の女の子が半日かけてやっているので、その作業が無くなると、他の仕事を任せることが出来るようになりますから!