「RPA用のパソコン」って!?

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RPA用パソコン

まず、ここでは”WinActor”のような「インストール型のRPAツール」での話となりますので、予めご了承ください。(クラウド型だと、一部話が異なってきます)

 

「RPAを利用する際には、RPA用のパソコンを用意する必要がある」

そう言われた時、私も皆さんと同じく、

「RPA用のパソコン!? 何かそういうパソコンが存在するんですか? メーカー認定マークがついているとか!?」

と思ったものです。

 

RPA用のパソコンとは

結論から言えば、RPAに特化したパソコンなんてものは存在しません。

普通に市販されているWindowsパソコンです。

世の中には、ゲーミングパソコン等と呼ばれるような、負荷の高いゲームでもぬるぬる動くハイスペックパソコンは存在しますが、少なくともRPAに関しては、そんな売り方をしているパソコンはありません。

サーバ型のRPAツールはともかく、クライアント型のRPAツールには、そこまでハイスペックを要求されません。

個人的には、CPUは「Core i5」、メモリは「8GB」くらいあれば、デスクトップPCでもノートPCでも必要十分だと思います。

では、何故「RPA用のパソコン」などと言っているのでしょうか?

 

RPA用のパソコンが必要な訳

RPAツールを利用する際、
①ロボットを作成し、テスト等をする時間
②作成されたロボットを本番で利用する時間
があります。

つまり、「作っている時間」と「利用している時間」です。

作っている時間は、当然ですが、そのパソコンを他のことに使えませんし、テストを含めて結構時間が掛かります。

そして、利用している時間に関しても、画面上で実際にカーソルが動いたりするので、そこに無理やり入ると、ロボットがエラーで止まってしまうのです。

ですので、ロボットをスタートさせたら、自動作業が終了するまで、そのパソコンを放置することになります。

以上の理由により、今、誰かに割り当てられているパソコンにRPAツールをインストールして、日常使いと兼用するというのは、とても効率が悪いのです。

 

RPAツールを導入している会社では、実際どうしているの?

RPAツールによっては、「実行版(ロボットの実行のみ」「フル機能版(ロボット作成も可」に分かれているものがあります。

当然、フル機能版の方がライセンス料が高いのです。

そのため、私が働いていた大企業では「WinActor」を利用していたのですが、RPAエンジニアが「フル機能版」を利用し、毎日の作業の中で利用する一般の人達は「実行版」を利用していました。

「実行版」については、一人一台割り当てられているパソコンにインストールするということも考えられますが、それだと「他の人が他のロボットを利用したい!」という際に不都合が出てきます。

ですので、「実行版」のインストールについても、それ専用のパソコンを用意して使っていました。

そうすることで、自分の走らせたいロボットAが終わったら指定の場所に返却し、今度は他の人が利用してロボットBを走らせるということが出来、RPA用のパソコンを遊ばせている時間を少なくすることが出来るのです。

有名なRPAツールって、実行版にしてもライセンス料が高いですからね。

いくら大企業でも、稼働率の低い状況で、ポンポン購入は出来ないのです。

 

まとめとして

企業の規模に関わらず、RPAを利用するためには、それ専用のパソコンを用意した方が良いです。

専用といっても、市販されている普通のWindowsパソコンを利用します。

2020年09月の今だと、価格ドットコムなどをみると、ノートパソコンで6~7万円くらいから買えるものです。

購入するのは、ノートパソコンでも、デスクトップパソコンでも構いません。

持ち運びが出来る利点を考えると、ノートパソコンの方が良いかもしれませんね。

 

もし、社内で多くの作業を自動化したい!と考えているのであれば、「ロボットを開発するパソコン(開発機)」と「ロボットを走らせるパソコン(実行機)」を分けた方がよいでしょう。

やはり、RPAを使いたい時に使えないというのは、非効率ですからね。

ちなみに、開発機と実行機は、なるべく同じ型番のパソコンを利用(購入)するようにしましょう。

理由は、画面の大きさ(解像度)などが違うと、パソコンAで作ったロボットを、そのままパソコンBで利用できない場合があるからです。

あと、利用時には極力、無線接続ではなく、LANケーブルで繋いだ方が良いでしょう。

ロボットの内容にもよるのですが、LANケーブル接続の方が安定するのです。

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