「RPA」というキーワードで、インターネットをさまよっていたところ、

『月額5000円から導入出来るRPAサービス』

という宣伝文句を見つけました。

サービス内容を見ていくと、

・お客様側でRPA用のPCを用意する必要ありません
・RPAのロボットはこちらで作成します
・テストや導入もこちらで行いますから、大丈夫です

という至れり尽くせりの内容でした。

 

どうしてそんなことが出来るの?

正直、驚きました!

「あっ、わかった!5000円からといって、見積もると2~3万円は掛かるやつでしょ!?」

と最初は思ったのですが、サイトにある作成例を見ると、本当に5,000円や10,000円で行われているようです。

「うーん。。人件費とかRPAツールの費用とか合わせると、その価格では赤字では!?」と不思議に思いました。

 

安い理由は?

サイトをずっと見ていて、「あぁ、なるほど」と納得しました。

それは、

「例に挙がっている自動化の内容は、すべて特定のサイトからの情報抽出(Webスクレイピング)だな」と。

どういうことかというと、「自動化の内容がすべてサービス提供側のPCで完結できるものに限られている」ということです。

RPAで自動化しようとする場合、もしある会計ソフトにおける作業を自動化したい場合、1台のPCにその会計ソフトとRPAツールの両方をインストールする必要があるということです。

もし、RPAツールと利用アプリケーションとが異なるPCにインストールされている場合、利用や機能において制限が出てくるのです。(自動化自体が出来ない場合と、ロボット作成の難易度が上がる場合とがあります。)

上記のサービスを提供している会社では、
・お客様側にRPA用のPCを用意する必要がない
とのことですので、特定の業務に特化したものだけを扱っているという訳です。

なので、当然ですがお客様側でのテストもなければ、PC自体も用意する必要がなかった訳です。

 

RPAによる自動化の良さとは?

さて、同業者としては、「この切り口でのRPAサービスは、どこまで需要があるのだろう?」という好奇心というか、疑問があります。

ECサイトを運営している会社などでは、ライバル会社の動向や、扱っている製品の単価などの情報をインターネット経由で集めることは常識とされています。

ですので、そういった分野の会社には需要があるような気もします。

一方では、RPAツールで行わなくても、そういったことが標準機能になっているECサイト運営ツールが既にありますから、そちらの方が好まれるのではないでしょうか。

 

私が今までRPAサービスの営業をしてきて思ったことは、ありきたりな自動化は、案外既に実現されているということです。

「こういったことが出来たらいいのに!」と思っていたら、実は現在使っているツールに、その機能があった!という話を聞くことは珍しくありません。

それよりもRPA導入で喜ばれるのは、そのアプリケーションだけでは解決できない問題を、RPAツールで実現出来たときですね。

ケースとして多いのは、会計アプリとエクセル、Webとワード、Webとメール送信といった具合に、2つ以上のアプリケーションをまたいで自動化するものです。

もし、そういった自動化希望案件があれば、お気軽にお問い合わせください。