「今、忙しいから、RPA導入はまた今度に」

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忙しい

結構頻繁に聞くことのある言葉です。

(断り文句の場合を除き)通常であれば、「今業務がとても忙しいので、手が空いた時に導入を検討します」というのは、至って当然のように聞こえます。

また、昨今の人手不足で、慢性的にみんなが忙しい企業も少なくありません。

私も過去に経験がありますが、あまりに毎日が忙しすぎると、作業をこなすことに精一杯となり、「もっと良い方法があるのでは?」といった根本的な改善策を考えるということに頭を使わなくなるものです。

あれって不思議ですよね。毎日肉体も精神も苦しいのに、自分から進んで改善しようとはしなくなり、惰性的に毎日ルーティンワークをこなすようになっていくのです。

心理学の世界では、『学習性無力感(※1)』と呼ぶのですね。

※1・・・学習性無力感(がくしゅうせいむりょくかん)とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象である。(Wikipediaより)

 

当然、同じことの繰り返しでは、個々の習熟度は多少上がるものの、問題解決にはなりません。

話が逸れましたが、やはり忙しいとRPA導入は難しいのか?というと…

 

RPA導入の方法は2つある

RPA導入の方法によります。

つまり、「誰が自動化のロボットを作成するのか?」によりますね。

 

外注するのであれば、お客様側にやって頂くことは、極端に減ります。

・現在手動で行っている作業の動画撮影

・ロボット納品前の最終テスト

・時折出てくるRPAエンジニア側からの業務に関する質問&提案への対応

くらいでしょうか。

大企業でのRPA導入となると、ツギハギになっている業務自体の見直しも入ることが多々あるので、話は変わってきます。

しかし、中小企業の場合には、「現在手作業で行っているものを、単純にボタン1つで処理されるようにして欲しい」というケースがほとんどですので、RPA導入にあたりお客様側の仕事が大きく増えるということはあまり無いのです。

ですので、「今、忙しいからRPA導入を見送る」のではなく、「今、忙しいからこそ、早くRPAを導入しましょう!」と言えます。

そもそも、RPAに興味を持たれる企業の場合、一年を通して慢性的に忙しいところがほとんどなので、「時期を見て…」と考えていると、導入することにはならず、ずっと社員さんがすり減っていくことになりかねません。

 

 

一方、「ロボット作成を自分達でやりたい!」という、内製化を希望される場合。

これは正直、時間が必要になります。

まず、社内の誰かをプロジェクトリーダーとして定め、RPAツールの操作方法をマスターして頂く必要があるからです。

どの程度でマスターできるか?というと、その人の素養による部分が大きいので、正確な数字を出すことは難しいですが、(ちゃんとしたコーチとテキストで勉強して)60~100時間程度で、脱初級といった感じではないでしょうか。

そこから別途、自分達の作りたいロボットを作成することになるので、1つ目が稼働するまでに早くて2~3か月掛かると考えておいた方が良いでしょう。

ただ、メリットとしては、プロジェクトリーダーの人件費を除けば、費用を気にせず自動化のロボットが作り放題ということになります。

もちろん、基本的な操作を覚えたらあとは順風満帆!という訳にはいかず、何かロボットを作成する度に行き詰る個所が出てきて、試行錯誤することになるとは思いますが、それはどの仕事でも同じであり、誰もが通る道ですね。

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