Power Automate Desktop (RPA)を習得するメリットとは?

みなさん、はじめまして。

7robotsの千鳥嘉也と申します。

早速ですが、このページに辿り着いたということは、多少なりとも「RPA」にご興味がおありだと思います。

世の中の流れとして、自動化に進んでいるというのは否めない事実であり、この流れはより一層強くなるだろうというのは、誰も反論のできないところだと思います。

技術が陳腐化するスピードも速くなりました。

我々が子供の頃には、弁護士や会計士になれば、一生食いっぱぐれることはないと信じられていましたが、インターネットやAIの進歩により、世界はもとより日本においても食べていけなくなっている有資格者も出てきています。

1つの知識や技術で一生食べていけるという時代は終わりを告げようとしています。

今の知識や技術を元に、新しい分野へピボットしていくことが生存競争の中、求められているように感じます。

 

そんな中、「プログラマー」志望の人が増えています。

小学校でもプログラミングが授業に取り入れられ、巷のプログラミングスクールも繁盛しているようで、今後の需要を考えると、プログラミングスキルはとても役立ちそうに思えます。

確かに、求人市場においてプログラマーの求人は多いようですが、その一方で、新卒を除く未経験者を積極的に採用しているシステム開発会社は少なく、プログラマー志望の人にとって大きな壁となっているようです。

また、「プログラマー35歳定年説」という言葉があるように、日本においては足切り年齢がとても早いのです。

実際のところ、35歳以上はもちろん、30歳過ぎてからプログラマーに転職するというのは、とてもハードルの高いものなのです。

 

そうはいっても、何か時代に合った新しい技術を身に付けたい!という場合、何をすれば良いのでしょうか?

その答えの1つが「RPA」だと思います。

最初の話に戻りますが、現在複数人で行っている単純作業のほとんどは、近い将来、機械に置き換えられ、管理者として1人か2人で済むようになるというのは、皆さんが感じている通りだと思います。

逆に言えば、「単純作業を機械に置き換えられる人(自動化出来る人)」が、しばらくは求められるということも意味します。

大企業は資金的な余裕から、それ専門の会社に外注というケースが多いですが、日本の大半を占める中小企業においては、コストの面から中々進んでいないという状況です。

そもそも、先進国の中でも日本はとりわけIT化が遅れており、経営がとても非効率なのです。

日本の時間当たりの労働生産性は、OECD加盟国36か国中21位、主要先進7か国では最下位というデータが表す通り、一人当たりの生産性がとても低いのです。

生産性を上げる良い方法というのは、やはり「IT化」であり、「自動化」です。

まだ「RPA」という単語を知らない中小企業の経営者も少なくないですが、業務の自動化を検討しはじめる時にはすぐ候補に挙がるものです。

日本政府が旗振り役となっている「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」においても、「RPA」は推奨ツールとして挙げられています。

ただ、現実的には、大企業を除く多くの企業においては、一日中RPAでロボットを作ることは求められておらず、他の業務をこなしながら、空いた時間に業務を自動化をするといった人が多く求められています。

つまり、現状のスキルありきになる場合が多いということです。

そういった意味では、RPAのスキルは、20代の社会人経験の浅い人達よりは、30代、40代の業務全般に明るい、もしくはある業務に深い知識がある人達向きのスキルとも言えるでしょう。

実際、巷で行われているRPAのハンズオンセミナー参加者には、20代の人は多くなく、30代、40代の社会人がメインなのです。

また、純粋なプログラマーは男性の比率がとても高いですが、RPAエンジニアは女性の比率の方が少し高いと思われます。

 

<RPAツール市場が変わりました!>

日本においては、三大RPAツールと呼ばれるものがあります。

それは、「WinActor」、「UiPath」、「BizRobo!」です。

ロボットを作成できるライセンスが、1ライセンスでも年間60~100万円程度となっており、かなり高額です。

この価格が一番のネックとなっており、中小企業での導入が進んでいません。

確かに、そのうちの「UiPath」は無料版がありますが、会社規模に条件があること、操作方法において敷居が高いこと、そしてサポートが無いという理由で、業務での利用に今一つという点がありました。

そんな閉塞的なRPAツール市場に、突如マイクロソフトからRPAツールが登場しました!

ご存知の通り、『Power Automate Desktop』です。

 

有料版の「Power Automate Desktop」。

無料版の「Power Automate Desktop for Windows10」。

作成したロボット(正式名:フロー)の共有の可否が大きな違いですが、作成方法自体は同じです。

つまり、個人で利用する、勉強する際には、無料版を利用し、会社において複数人で同じロボットを共有したい場合には、有料版を利用すれば良いということです。

また、有料版といっても、そのライセンス料は年間6万円未満(月額4,785円)です。

日本No.1シェアの「WinActor」と比べて、価格が10倍以上違うのです。

「Power Automate Desktop」は、「Power Automate」の中でAI系を含む他のサービスとも連携が可能であり、将来性という意味においても、今からRPAを勉強するのであれば、もうこれ一択!という状況になっています。

ちなみに、マイクロソフトは、RPAをExcelのマクロ(VBA)のような位置づけにすることを考えているようです。

ただ、VBAは、ExcelやACCESSでのみ動作しますが、RPAの場合には、世の中のほとんどのアプリケーションを自動化できるという意味で、その適用範囲はとても広いのです。

 

 

以上の理由により、「RPAツールが使える」というスキルは、今後、より評価されるようになっていくと思います。

特に、「Power Automate Desktop」の場合、導入費用が無料、もしくは年間6万円程度ということで、「それであれば是非導入したい!」と考える中小企業経営者も多いと思います。(まもなく、Windows10に標準装備されます)

履歴書に「RPA」と書かれていることが、他のスキルや職歴との間にシナジー効果を生み、採用側にとって魅力的に映ることも増えていくと思います。

RPAのスキルは、あまり興味も持てない資格取得を頑張るよりは、実用的なスキルになりえると思います。

習得に掛かる時間を考えた場合でも、コストパフォーマンスは良いと思います。

そういう私も、元々は通信関係の営業職だったのですが、数年前にRPAに興味を持ち、某自動車メーカーでRPAエンジニアとして働いた後、独立という流れで今に至ります。

RPAに興味を持ち始めた時には、やはり完全独学での習得に難しさを感じ、自腹でRPAハンズオンセミナー(実体験型セミナーのこと)に参加もしました。

正直なところ、高額な受講料分の価値は、感じませんでしたが。。

薄暗いスクリーンに教材がぼんやり映し出され、講師はただ、教材に書かれている文章をなぞっているだけ。

そのハンズオンセミナーに価格分の価値を感じなかった一番の理由は、その「教材の質」でした。

参加したセミナーは、「WinActor」を使ったものだったのですが、2日かけて2つ、3つのロボットを作成するというものでした。

ゆっくりとしたペースで、たった2日間。

言われるがままにロボットを作成していく訳ですから、そんなに沢山の知識を得られるはずもなく、
「これだったら、オンラインでの提供にして、価格も5分の1くらいにしたら!?」と思ったものです。

 

今だから分かるのですが、ノンプログラマーがRPAを勉強する際に必要なものは、「定石(の数)」です。

RPAを含むプログラミングには、「こういった場合には、こうする」という考え方・定石があるのです。

それをどれだけ沢山知っているか?が大事なのです。

あとはその組み合わせの「パズル」ゲームです。

残念ながら、巷のRPAハンズオンセミナーでは、その絶対量が不足しています。

ですので、セミナー後に、自社の業務を自動化しようとRPAツールがインストールされているパソコンの前に座っても、「あれっ、この場合どうすれば良いんだ!?」とフリーズすることになるのです。

弊社のレッスンでは、「自分で考えてロボットが作れる!」ことを念頭にカリキュラムを組み立てています。

レッスンの内容を見て頂くと分かると思いますが、実践に即した小問題で成り立っていますので、一般的な自動化であれば、レッスン終了後にはある程度対応できるはずです。

 

「Power Automate Desktop」の勉強教材をインターネットで探すと、確かにいくつか出てきます。

ただ、教材すべてが「動画」というのは、この記事を書いている時点では、他に存在しません。

昔ながらの文章とイラストだけの教材で勉強するのも悪いとはいいませんが、動画に比べて情報量が格段に少ないのは否めません。

特にコンピュータ関係の書籍ではページの都合からか、STEPの途中が端折られていることが多く、理解の妨げになっていることが少なくありません。

ですが、動画においては、そういったこともなく、不満の少ないものとなります。

 

振り返ると、私も最初はインターネット上の情報を頼りにRPAツールを勉強しましたが、かなりの時間を浪費しました。

当時はインターネット上にも書籍としても、充分な情報がなかったこともありますが、1つの躓きに対して、土日まるまる費やしたこともあります。

もし、皆さんが会社からの指示でRPAツールを独学で勉強するとなった場合でも、同じようなことになると思います。

今回、Power Automate Desktop学習者向けの教材として作成しておりますが、その実、ほぼゼロの状態からスタートした当時の自分に向けた内容となっています。

「あの時、こんな教材があれば、どれだけ時間の無駄を省けたことか!もし誰かがこんな情報を提供してくれていたら、倍の金額でも喜んで購入したのに!」というものを作成しました。

 

また、巷のRPAセミナーでは、単に動くロボットが作れることだけに終始していますが、私の動画の中では、RPAエンジニアとして実務経験を積まなければ、独学では知りえないノウハウも多数盛り込んでおります。

つまり、「ただ動けばいい」という個人的利用ではなく、業務に耐えうるロボット作成・運用ノウハウを習得できる内容になっています。

この教材で勉強すれば、他の教材は必要ないと断言できます。

このオンラインレッスンにおいて、一人でも多くの方が、Power Automate Desktopを時間の無駄なく・ストレスなく習得出来、掛けた時間と労力以上のものを手にされることを願っております。