「セミナー」という単語

この「セミナー」という単語、似たような単語がいくつかありますよね?

ちょっと挙げてみますと、

・レッスン
・講習
・ハンズオンセミナー
・勉強会
・ワークショップ
・研修

日本において、これらの単語が入り交ざっていて、その違いが良く分からなくなっているのは、私だけではないと思います。

本来それぞれに意味が違うはずですが、ちゃんと使い分けられていない気がします。

ちなみに、「ハンズオンセミナー」という単語ですが、プログラミングの講習会において、よく使われる単語です。

WikiPediaによると、

ハンズオン(Hands-on 直訳は「手を置く(手を触れる)」)とは、体験学習を意味する教育用語。参加体験、実用的体験、インタラクティブ体験、実習、実験、体感など、体を使うことによる学習補助教育手法を指す。またトレーニングなどにおいては専門家から直接手取り足取り指導を受けることも意味する。

通常の講習においても、受講者参加の場面はあると思いますが、プログラミングの場合、特に「手を動かして自分で作ってみないと覚えれない」傾向が強いので、好んで「ハンスオンセミナー」という単語が使われているようです。

横文字が好きなIT業界だから!という言い方もできるかもしれません(笑)

7robotsのセミナーとは?

さて、弊社においても「内製化コース」として、上記のハンズオンセミナーと言えるレッスンも提供しています。

1つは、個人で勉強したい方や首都圏以外にお住まいの方向けのサービスとして、「e-Learning(初級・中級)」

もう1つは、営業時間を使い、スタッフが同時に講義を受ける「訪問レッスン」

 

時折、「どちらがお勧めですか?」と聞かれることがありますが、ご状況によりけり!というのが正直なところです。

レッスンで利用する教材は同じものですので、そこに優劣はありません。

学習意欲が高く、早く習得したい!という場合には、個々のペースで進められる「e-Learning」の方が良いと思います。

また、目的が社内のDXであり、一人でも多くの人に参加して貰いたい!という立場にある方が決める場合には、一体感がある「訪問レッスン」の方が良いと思います。

ちなみに、どちらのレッスンでも、分からないところが出てきたら、弊社に随時質問が出来ますので、その点はご安心ください。

Power Automate Desktopを勉強する方々を見てきて

Power Automate Desktopは、一般的なプログラミングと比べると、習得の壁がかなり低いと言えます。

とはいえ、「プログラミングもどき」とも言えるサービスであることも否定できません。

何を言いたいのか?というと、スタート地点において、受講者全員が同じ位置にいないですし、習得スピードも当然異なるということです。

 

時折、「RPAというのは、Windowsの操作をショートカットできる代物であり、今からWindowsを勉強するのであれば、RPAを勉強した方が良いのか?」といった内容の質問を受けることがあります。

もちろん、そうではありません。

むしろ、Windowsの基本概念や操作方法が分かっていないと、Power Automate Desktopを含むRPAツールの習得は、遅くならざる得ません。

何故かというと、基本的に「RPAツールは、マウスとキーボードの動きを覚えて、再現することができるツールである」ということだからです。

なので、手作業(マウス・キーボード)で出来ないことは、ほぼRPAツールでも出来ないと考えておいた方が良いのです。

そのため、弊社では、RPAロボット(フロー)の作成を依頼された時には、手作業で行っている動画を頂くことが多いです。

その動画を観ながら、1つずつRPAツールに落とし込んでいくというのが、一番行き違いがなく、スピーディーに作成できるのです。

 

話を戻しまして、RPAツールで自動化されることが多いものとして、「Excel」があります。

私も元々、営業職出身でしたので、RPAを勉強し始めた当時は、Excelというものを良く分かっていませんでした。

今でも、一般的な事務職の方に比べると、Excelのスキルは低いと自認しています。

それでも、勉強の結果としてマクロも少しは使えますし、分からないことがあれば、自分で調べて何とかなるという状態ですので、RPAツールで自動化するにあたり、それほど困ることもありません。

逆に言えば、Excelをほとんど使ったことが無いという方は、Excelの勉強時間分、他の人よりもRPAツール習得に時間が掛かると考えておいた方が良いでしょう。

そして、今、Excelの話をしていますが、社内業務の自動化ということなると、今度は「ネットワーク」の知識も問われることになってきます。

特に大企業ほど、ネットワークの仕組みが複雑で、中小企業では見ないような、形になっていることが多々あります。

その際に、共有フォルダ上においたファイルがRPAで開けなかったり、速度がとても遅くなったりという事象が出てきます。

まあ、これは中級~上級の話になってくるので、今は頭の片隅に置いておくだけで十分です。

まとめ

話が長くなりましたが、これからPower Automate Desktopを勉強するという方々に対して、
・RPAツールメーカーが言う、「プログラミングの知識が必要ない」というのは、嘘であるということ
・どのくらいで習得できるのか?は、本当に人によるということ。
・中級から上級を目指す際には、RPAツールの操作方法の知識だけでは無くなるということ。
を覚えておいて頂ければと思います。

ボクシングに、「来ると分かっているパンチは耐えられる。しかし、見えないところから突然来るパンチは耐えられない。」という言葉があります。

それと同じで、RPAツールの勉強を始めるにあたり、上記のようなことが問われると事前に分かっていれば、心をへし折られるということはかなり減るはずです。

もし分からない問題に直面しても、弊社がお手伝いしますので、一緒に頑張っていきましょう!

RPAツールを使って作成するロボットですが、慣れるとゲーム感覚で作れるようになり、業務自動化の効果も大きく、とても面白いものですよ!

私もロボット作成に入ると時間を忘れて作業に没頭しますので、平気で数時間経過していることが多いですね。