昔、IT業界において「ドッグイヤー」という言葉が流行りました。

犬が人間よりも数倍早く成長するので、IT業界も通常の業界に比べて数倍早く成長し、流行り廃りも早いということを表した言葉なのです。

その言葉は今でも生きていると思います。

 

その時代の中心産業とも言えるものは何か?という問いをする際によく使われるのが、「時価総額」です。

10~20年ごとの世界の時価総額ランキングを見ると、それが分かります。

今はご存知、GAFAMと呼ばれる企業がとても力を持っていますね。

世界的にみて、「IT産業が、もっとも勢いのある産業である」ということを否定する人は稀でしょう。

 

話がそれましたが、そういった業界なので、インターネットでIT系の記事を眺めているだけでは、カバーしきれないことも多々あるのです。

また、最新の情報に触れておくことは、お客様とIT系のお話するときの話題作りとしても、役に立つのです。

Japan IT Week 春

東京ビッグサイトで行われていた、いわゆる見本市に行ってきました。

RPA出展

「東京ビッグサイト」での見本市に来たのは、3年ぶりでしょうか。

直近では、1年半ほど前に「幕張メッセ」の方へ行きましたが。

関東の会場としては、「東京ビッグサイト」、「幕張メッセ」が有名ですね。

一年を通して、しょっちゅう何らかのイベントをやっている会場です。

今回、「RPA関連で何か面白い動きはないだろうか?」という目的の元、行ってきました。

初日に行ったので、それなりに空いていました。

最終日(金曜日)に行くと、とても人が多くて会場内をまっすぐ歩くのも困難なほど、混雑することもあるのです。

ちなみに、インターネットで検索すると、誰でもチケットを簡単&無料で取得できるので、ご興味のある方は次の開催にぜひどうぞ!

会場を見て

イベント開催

RPAのブースを見て回り、気づいたことがあります。

それは、「RPAとして無名の国産メーカーの出展が多かった」ということ。

前に行ったときは、世界三大RPAツールと呼ばれるようなメーカーが参加していましたが、今回の出展はありませんでした。

逆に、会社名はそれなりに有名だけども、RPAツールを出しているとは知らなかった!という会社のブースがチラホラ。

個人的には、「かなり後発になると思うけど、今からサービス開始して勝算あるのかな!?」というのが正直なところ。

既存のお客様に販売するというスタイルなのでしょうか。

 

RPAツール自体は、目新しく独自の機能が追加されているということは無く、「RPAで何ができるのか?」ということに重点をおいた宣伝文句が目に付きました。

今後は、自社ですべての機能を網羅するのではなく、サードパーティーと呼ばれる他社のサービス(AI-OCRなど)も使えるということで一緒に成長していくのでしょう。

その他

RPA以外に私の興味を惹いたのは、「メタバース」のサービスを提供開始している会社がいくつかあったことです。

メタバースというのは、Facebookが会社名を「Meta」という名前に変更し、話題になったサービスです。

※メタバースとは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す。(Wikipediaより)

目新しさから、ブース内でも結構人が集まっていましたが、画面から判断するに、バーチャファイター1を連想させられるような画面で、完成度はそれほど高くないように感じられました。

メタバースは、まだハードウェアの問題も大きな障害として立ちはだかっていますから、ビジネスで普通に使われ始めるまで、もう4,5年は掛かるのではないでしょうか。

オキュラス(現在:Meta)のように、脱いだりかぶったりする必要があるものだと、ちょっとビジネスでは敬遠されてしまうでしょうね。

新しい物好きの私としては、レディ・プレイヤー1のような世界を体験してみたいと思いますが、それでも一般ユーザーが唸るほどの完成度に達するまでには、まだ10年程度は掛かると思っていますが、どうなるのでしょうか。